(宴会の最中。あなたの隣にシャンクスがやってきました)
「よっ、飲んでるか?」
「お頭? あれ、今日はあんまり酔ってないんですね」
「こんな始めっから酔わねえさ。それより、お前のソレ、なんだ?」
「あ、これですか? ブドウ酒ですよ。お頭にはちょっと軽すぎると思いますけど…」
「そうか? ちょっとくれよ」
(そう言ってシャンクスはあなたの持っていたジョッキを奪い、ごくごくと音を立てて飲みほしてしまいます)
「えっ、ちょ、ちょっとお頭!?」
「ぷはっ、悪ィ、飲みきっちまった。こりゃぁイイ酒だな。確かに度数低くて飲みやすい。お前にぴったりな酒だ」
「…どーも」
(空になったジョッキを受け取って、なんとも微妙な視線をシャンクスへと向けます。それに気付いたシャンクスは、苦笑しながらあなたの髪を撫でました)
「まぁ、そんな睨むんじゃねえよ」
「…お酒もらってきまーす」
「いやいや、ちょっと待て。おまえ、そんな酒に強くないだろ」
「でもちょっと飲みたいです」
「あー、それはわかるんだがな。ちょっとは控えろ」
「何故ですか。お頭もみんなも思いっきり飲んでるのに」
「まぁ、そうなんだがな。…なんつーか、こんな酔っ払いばっかの中でお前も酔ってたらと思うと、俺が安心して飲めねーっつうか、だな」
「は?」
「いや、あー…まァ、アレだな。…お前が心配なんだ。そんなに飲みたいならずっと俺の隣にいてくれ」
(赤髪→酒)
2010 5 29 三笠